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東洋最大のスラムとして世界的にも有名なスモーキー・マウンテン – From トンド


2014年7月6日 | category by フィリピン, ライブペイント


フィリピン好きなら

知ってると思うんだけど

フィリピンで有名な「SM」

って知ってる?

え?
エロい系かって?

いやいや、
そんな事言ってたら
フィリピンさんに怒られますよ。

フィリピンでSMと言ったら
だれもが思いつく
フィリピン最大のデパートチェーンがあるんです。

え?
チェーンで縛るのかって?

そんな事言ってたら
フィリピンさ……

 

ここにこれば何でも手に入るし
娯楽施設だってあったりで
言うことない訳なんですが

如何せん値段がお高め。

物価くそ安なんて言われる
フィリピンなのに気づけば
先進国のノリでお金が飛んでいく。
ちょっとくらい目ん玉も飛んでいってんじゃねぇかな。

そんなSMの紹介。

ではなくて

フィリピンの裏番長「SM」こと

スモーキー・マウンテン
の話をしよう。

ということで

前回のパヤタスに続き
またもゴミ山へ行ってきた。

まずはタクシーを捕まえるとこから

トンドに行きてぇーんだけど

それは無理だね。

トンドに行きたいんですが

それは無理だね。

トンドまで乗せていただきたいのですが。。

それは無理だね。

うおぉぉぉ
全然掴まんねぇ!!
それもその筈
このトンドってとこ

フィリピンにゴミ山が出来てしまった元凶の地であり
東洋最大のスラムとして世界的にも有名なスモーキー・マウンテンその場所なのだ。

またしても名前はカッコいい。

でもググって貰えれば
すぐに分かるんだけど

殺人、貧困、危険、ギャング、ドラッグ、等々

ネガティブワードが並ぶ。

現地の人でもあまり
というか
行かない場所なんです。

タクシーからは
そんなとこに行ったら
車がいくらあっても足んねーよ
なんて言われて

地元の人には
はっ?なにいってまんねん!
なんて珍しいものでも見るかのような目と、絶対行くなっていうプレッシャーが凄かった。
そんなこと言われるもんだから
今からバラモス狩に行くぞって
感じで気合が入る。

パティはきっちり4人。
遊び人2人に賢者1人、
そして画家。

DCIM€100GOPRO

完全に賢者任せ。

こんなメンバーで挑むもんだから
当然作戦は「ガンガン」いっちゃうわけで

気づけば馬車(タクシー)を捕まえて
現地へ

タ) 近くまでねーって

城の一歩手前で降ろされ
歩いて橋を渡り城内へと向かって行きました。

ザッザッザ

いやーね、
実際川沿いに面して
スモーキーは存在するんだけど

川の水が真っ黒でドロドロしている。更には鼻をさす海水のような臭いが漂っている。

誰がどう見たって毒の川が広がっていて、
でもやっぱりそこで遊ぶ少年がいて
当然のごとく川の上に家が建てられている。
スラムと言われる場所で見てきた光景がここにも広がっていた。

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さっきまでバラモス倒すぞって
意気込んでたけど、

やっぱそれ違げぇなーって

正義の反対はもう一つの正義
だってこと思い出した。

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めちゃくちゃ発展して
フィリピンを代表する「SM」の華やかな姿と

国から嫌われて行き場を無くしてしまった「SM」の醜い姿。

この果てしない格差が生まれてしまった背景にどちらが正義でどちらが悪かなんて無かったんだと思う。

それぞれがそれぞれの事を考えて突っ走った結果が今目の前に広がる光景だと凄く感じた。

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実際の背景は知らないよ。
でも現場で感じる空気は確かにある。

そんな空気にあてられたのか
それぞれが思い思いの行動をしはじめた。

少しでも現実を焼き付けようとする
賢者。

子供とコミュニケーションをはかる
遊び人。

心を開けば受け入れてくれる人たち。
でもこの現状を見て何が出来るかなんてわからなかった。
そもそも自分達にその「何か」っていう選択肢すら無いと思ってた。
ただただこれが現実なのかと理解する作業で精一杯だったな。

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僕らが乗り込んだ城の中では
たまたま葬式が行われていた。

遺体を目の前に
ギャンブルを行い
大勢が盛り上がっている。

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生きている。

昨日も明日もない
紛れもなく「今」を
生きている!

 

ゲームの中じゃ
協会で祈れば生き返るし。
リセットしたら元に戻る。

相手を打ち任せば
ハッピーエンドが待っていて。

でもスライム達はきっと
世界の隅っこに追いやられちゃってるんだとおもう。

このスラムはそんな場所。
スライムが集まって共に生きようと暮らしている。

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目の前に向かって必死で生きて

僕らみたいな裕福な国で育った人とは目つきが違った。
大人も子供も、一瞬一瞬が最大限なのだ。

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同じ時間を
同じように楽しみ
皆平等に接する事は無いかなって
そんな事考えてたけど

実はね考えることなんて無かった。

僕には絵しか無いわけだし。
何か伝えるにも心でぶつかるしか無かったんだよね。

そんな時に
あらわれちゃったんです。

31年間生きてきて
目の前に現れちゃうことって
なっかなか無かったんだけど

まさかね、
スラムでね

「会いにきちゃった」が出ちゃった。

もう恋愛とか
そう言った類の神様は
僕になかなか微笑んでくれないんですが、

どうやら別の神様が
チャンスを与えてくれたみたい。

お前が落としたのは
新品のバスケットゴールか
それとも
作りかけのバスケットゴールか?

卑しいくらいに
作りかけに飛びついた。
もーこれでもかってくらいに。

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気づけば
子供達に囲まれて絵を描く僕がいた。

いつ荷物が無くなってもおかしくない。
いつ襲われたっておかしくない。

それくらい無防備で
その地に心を委ねて。

でも誰も悪さなんてしないし
大人も子供も僕の行為を見守ってくれていた。

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何気ないいつもの時間が少しでも
楽しくなってくれたら

僕はそれでいい。

今できることはそういうことかと
その子らの目に僕らがどう映ったのか分からないけど、
バスケットゴールの先には何かしら楽しそうな未来があるんじゃねぇかなって

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いつか変な日本人が来たって
このゴールをみて思い出してくれたらマジでハッピー!

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